2012年7月14日土曜日

Chrome Tech Night #3に参加したっ!

Google Japanオフィスに初めて潜入しました。





内容は、Google I/Oで行われたセッションの日本語訳。詳細は、Googleのブログを。

http://googledevjp.blogspot.jp/2012/07/chrome-tech-talk-night-3.html

ちなみに、僕自身はChrome Extensionは昨年のDevQuizで書いた経験しかありませんw

まずは、現状のChromeの話。

セキュリティ系統の話となると、パーミッションを設定してそれに同意した上でユーザはExtensionを導入するというシステムになっています。

丁度、Androidのアプリと同じ様な感じでしょうか。

しかしながら、現状では必要以上のパーミッションを要求するものや、システム上機能を有効利用できていないものが多くあるとのこと。

これらが生み出す問題は悪意のあるExtensionが公開されてしまう、ということよりもExtensionを利用することによって脆弱性が生み出されてしまうことの方が大きいそうです。

Extensionのコードを介して、WEBサイトに対してXSS攻撃が可能となったりするそうです。

さらに、APIももっと細かく提供することを考えているそうです。

これらのことが目指しているのは、開発者の意図をもっとはっきりとさせると言うこと。

つまり、「このExtensionを使うと、こういうことができるよ」から更に踏み込んで「この機能を実装するために、この仕組み(パーミッション)を利用するよ」

ということが分かるということかな、と。そう考えると、パーミッションの細分化やAPIの提供に加えて、App Storeでパーミッション毎に注釈なんかが付けられると嬉しいですね。

さて、それも踏まえて今後のことですが、現在Extensionの開発に必用なManifestファイルのversion1を利用しているアプリは2013年末に向けて使えなくなるそうです。

ベンダーは、アップデートと今後の開発はvesion2で行いなさいと言うこと。

今まで開発をしてこなかった僕は、勝ち組ということでしょうかね。


引き続いてChorme Appの未来の話。

これらの実装はまだ行われておらず、App Storeでの公開はできないとのことですが、とは言えwktkする内容でした。

Chrome APPはWEBアプリらいくなHosted APPと、ウィジェットらいくなPackaged APPに分けられるそうですが、話の感じとしてPackaged APPに力が入っている感じでした。

今後はアプリを Chromeの起動→アプリの起動、ではなくてWindowsならスタートメニュー、MacならDockから起動できるように、

さらにブラウザの外枠を外したUIや複数ウィンドウへの対応更に、アプリ内で踏んだリンクは新しいブラウザで起動するようにするなど、ブラウザの枠を超えた存在を作るそうです。

まるで、Adobe Airですね。ネィティブのSilverRightでもイイかもしれませんが?

さらに、オフラインへの対応の強化。これは、オフライン状態への自動的な切り替えや、オンライン時の自動同期などの提供です。

そして、盛り上がったのが新しいAPIの提供。例えば、ハードウェアへの直接的なアクセス。今までもWEBカメラは利用できていましたが、更にBluetoothやUSBデバイスへのアクセスが可能に。

そして、TCP,UDPを利用したネットワークへのアクセスなど思いの外下層レイヤのAPIの提供が実装されていてびっくりでした。

実際にGoogleI/Oではデモで、LEGO MINDSTORMをPCに接続したゲームパッドから、Chromeを介してBluetoothで操作するものが動いていたそうです。

さらに、どなたかの質問で挙げられたのが、TCPやUDPでアクセスできるのであればlistenポートを作ってしまえばサーバーアプリケーションを作成することが出来るのではないかというもの。

詳細はドキュメントを読んでくださいということでしたが、Chromeがサーバーになれば例えば本格的なWEBサーバーと言うよりも、集まった仲間同士で何かをやるグループウェア的な使い方ができるかもしれません。

というか、各種IRCやチャットサービスの利用やSSHの利用なんかも実装できますね。すでにExtensionで提供されているものもありますが、もっとセキュアな実装で再登場するかもしれませんん。公開鍵認証使えるとか。

さてセッション終了後は懇親会。皆さんテンションが高くて!!

何人かの方とお話をしましたが、どうもGoogleが目指しているものは「プラットフォームとしてのChrome」何じゃないかということでした。

アプリを動かすのもChrome、WEBページを見るのもChrome、そしてもしかしたらサーバーも・・・?

IE6なんて、今となっては残念なブラウザもありますが「ブラウザって何?」なユーザに対して「このアプリを利用するには、Chromeを入れる必用があります」

と、説明をするなんてアプローチが可能になるってことでしょうかね。

それはそれでアレですけど・・・

モバイル版のChromeも配信され、Extensionは使えないものの盛り上がっている今、明るくてwktkなセッションを聞くことができてほんとうに楽しかったです。

ChromeNote や ChromeBoxでOSとしてのChromeも今後どんどん盛り上がっていくと更に楽しいと思います。

僕も、Extensionを書いたりしてCommitしていきたいですね。

最後に、Extensionの開発などで利用できるサイトのURLを4個ほど貼り付けておきます。

Google Chrome -- Google Developers
https://developers.google.com/chrome/

Google Chrome Extensions -- Google Code
https://developer.chrome.com/trunk/apps/about_apps.html

Google Chrome -- GitHub
https://github.com/GoogleChrome

HTML5ROCKS
http://www.html5rocks.com/ja/

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