2012年12月4日火曜日

Root化したAndroid端末とFacebookアプリ


Rootとってる人、取ろうと思ってる人はちょっと気にしてほしいこと。

はじめに


結論から言うと、Root化端末を知識のない人間が使うとものすごい危険
です。

なぜなら、たとえばFacebookのアプリはユーザー情報やフレンドの情報を
暗号化を行わないで保存しているから。

これの何が危険かというとROOTを取った端末の場合だと、とくに
制限もなくFacebookアプリのデータベースにアクセスされる可能性が
あるのです。

普通に使っている分には別にいいけど、そうじゃないことしてる人は
気を付けた方が良いよねっ!って話。

実践


では、具体例として友人一覧の情報を取得する方法をコードを交えて。

今回のターゲットは
/data/data/com.facebook.katana/databases/users_db2

この中に友人の名前やメールアドレス、電話番号などが入っていました。

Step.1:ファイルのパーミションを変更する

Androidのアプリは基本的に、自分のアプリのDBに対しては自分からしかアクセス
できないようにできます。

FBアプリも例には漏れず。しかし、結局はLinuxのファイルパーミションを利用して
管理をしているので、su権限でchmodを実行すればなんの問題もないです。

これがRoot化端末の怖いところ。普通はアクセスできないファイルにアクセス
できる可能性がある。

Step.2  SQLiteDatabaseあたりを利用してDBにアクセスする。


ファイルのフルパスを指定してあげれば、簡単にアクセスできます。
あとは煮るなり焼くなりご自由に状態。

ちなみに、コードはこんな感じ。


実行結果


こんなに丸見え!

まとめ


ROOT化端末の場合、ユーザが意図しないタイミングで見られたくないデータを
見られる可能性があるから、気を付けよう。

ROOT化するよー!って人
危険性を本当に理解してください。困るのはあなただけでなく、あなたの
友達かもしれません。

開発者の方
ROOT化端末によって、予期せぬデータ流出が起こることを知っておいてください。
確かにROOT化端末はサポート対象外ですが、そのおかげで不幸になるのは、あなた
個人や会社です。

最後に


ちなみに、このネタは先日開催された「Androidセキュリティハッカソン」でやってきた
ネタです。

もっと早くに思いつけば、アドベントカレンダーのネタになったのに・・・

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